2013年6月18日火曜日

イタリア人からイスラエル人へ。

お前はイスラエル人だな。

札幌時代に凄くお世話になった先輩の一言。
そのときの話題はと言うと「何人に似ているか」というものだった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%82%A8%E3%83%AB%E4%BA%BA

ところで、何故にイスラエル人...

先輩曰く「人の話を聞かないし意志を曲げない」かららしい。
彼が思うところのイスラエル人というのは余程頑固な存在だったのだろう...ということは私も?
我ながら結構柔軟な人間だと思っていたのだけどな。

それと、とにかく理屈っぽいところ。

これに関してはわかる気がする。
多分、今、blog読んでくれてる人の大半が頷いただろうな。

話はそれからさらに遡るんだけど、別の人から「あなたはイタリア人になれ」と言われたことがある。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%BF%E3%83%AA%E3%82%A2%E4%BA%BA

確か女性にモテナイのを相談したのだったと思うけど、その時は真面目すぎるからダメなんだと言われた。
その人曰くもっと軽薄になりなさい、もっと気楽に生きなさいと。

もっと言えば「良い女が居たら即口説け」、「とにかく相手を褒めろ」と。
確かにそれまでの私は真面目にネガティブだったし、相手の欠点ばかりが目に付いていた。
今考えると、そんな人生面白くないだろ?というニュアンスだったのかもしれない。

それ以来は出来るだけ良い部分を探すようにした。

失敗の中にも成功の種があるように、悪い中にも良いものがいっぱい見つかった。
それで出来上がったのが...何故か「イスラエル人だった」というのがなんとも不思議な話ではあるけど。

よく相手の褒め方がわからないって話を聞くことがある。

その人を見ていると、どうもそのときの私と同じように真面目にネガティブな人が多い。
多分、型に嵌ろうとしすぎて柔軟性が失われているのかもしれない。

私もそのときに非常に苦労した記憶がある。

色々試した結果上手くできたのは「特徴を見つけて、それをひっくり返してみること」だった。
そうしてみると長所だと思っていたところは意外な欠点になったり、短所は思いつかなかった利点になったりする。

大切なのは自分から見た長所短所じゃなくて、それを生かせるところで生かせるかどうか。
真面目さというのも同じで、それを上手く生かせていなければ欠点になってしまう。

それを知るには一回自分の目線を出来上がった価値観から外すことが必要になる。
私にとっては多分「イタリア人になれ」という一言がその機会だったのだろう。
最初は戸惑いながらも、手探りながらも徐々に理解が出来てきた。

それからは恋人も出来たし自信も持てたし...と、金以外は怪しげなグッズの売り文句のようになった。
結局の話、目の前の機会を生かすも殺すも自分の心がけ次第なのかもしれない。

これらの大切なものを教えてくれたその一言は、きっと生涯忘れられない存在だろう。

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