2013年6月10日月曜日

ARTORO参加記録 第二回目田植え その1

今回は腹痛を起こしてしまいました。
ということで残念ながら見学で、実際にはやっておりません。
http://toro-museumshop.jp/artoro

田植え面白そうだったなぁ...やりたかったなぁ。

ただ、眺めていて妙な疑問がありました。
というわけで、楽しそうに田植えしてるのを尻目に時間を遡ってみます。

1.体験サポートセンター前へと集合
前回に出された宿題の提出と苗の話を聞く。
講師の米農家青木さんの熱い講義にプロ魂を感じる。

2.水田へ移動する
第一回で粘土を採取した水田へ移動。
苗を一輪車に載せ、あぜ道を行く。

3.田植えを行う
まずは青木さんが見本を見せてくれる。
パッと見て上手い人、下手な人、経験者と色々居たけどみんな大盛り上がり。
ちなみに気がついたら本原さんは素足で田植えをしていた。


...で、現在に至る。

こうして段階に分けてみると、最も気になる点としては2番の輸送かな。
今回はトラクター規格のサイズを一輪車で運搬したけど、当時はどうやってそこまで持ってきたのか。
それと、どこで苗を育てていたのか。

車輪などの道具が一般的でないなら水田の近くでプランターみたいな施設があるはず。
というのも一回どこかの地面で植えてるとしたら、基本的には移動させずにそこで育てると思うのですよ。
もし水田にするのなら、芽生えた後に水を張ってしまう方が良い。

実際稲森さんの企画展「米づくりの今昔」を見る限りではそういう類のものはありませんでした。
http://www.shizuoka-toromuseum.jp/event/detail.asp?r=68

主には耕作や収穫、その後という感じ。
唯一移動に使えるかも?って出土品は田下駄くらいかな。
しかも何に使われたのか良くわかってないらしいし...

ということで、もし「植え替えの二段階方式を取っていた」としたらを考えてみよう。

1.水路の川上で苗を一定期間育てる。
2.ある程度育った苗を土ごと掘り、板に乗せて水路に浮かべる。
3.そして水の流れに沿って紐か何かで引っ張る。

水路は繋がっているから、それは直接もって行ける。
後は到着した苗を水田に植えつけるだけ。

田下駄の浮力がどうなのか未知数ながら、水上輸送なら手軽だし車輪の存在は必要ない。
さらに言えば水と接することで根の乾燥を押えられるという一石二鳥っぷり。

これなら!...とは思うものの、残念ながらちょっと話が複雑すぎるわね。

今の水田のイメージを完成させるならこれで良いんだけど「必要性が母」であることを考える遠い気がする。
水路と田下駄と苗を同時に使用する、満たすための条件になってしまっているし。

そうなるとやっぱり水を入れる前に苗を生やして、それから水を引くほうが妥当かな?

しかし、だとすると「では何故面倒な二段階方式が主流となったの?」って疑問が出てくる。
もう少し歴史とちゃんと対話をするにはもう少し知識と時間が必要みたいだ。


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