2013年6月12日水曜日

地球はともだち

地球はともだち、ヤオハ~ン♪

というCMがあったのを知ってる人は私と年代が近いか、それ以上だと思う。
あと、静岡中心の生活圏だった人か。

その昔、ヤオハンというデパートに近いスーパー?があった。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A4%E3%82%AA%E3%83%8F%E3%83%B3

今のイオンとかの走りになるのだろうか?
静岡を中心に店舗を構えていたのだけど、なんか妙に怪しい佇まいだった覚えがある。

デパートと比べると確かに華やかさがない。
おもちゃや日用品は安かったのだけど、品揃えがB級というか...メーカー品じゃなかった。
時代的に考えると、もしかするとニセモノも多かったのかもしれない。

というのも札幌へと移住前のこと。
そこで父が「腕時計は最悪質屋に預ければ金になる」と、高級品?の安売りを買ってくれた。
今考えると10万円クラスのが1万円弱になってるので怪しいとは思う。

ただ当時の私は「そうなのか、お父さんありがとう」と素直に思う、純粋な少年だった。

問題はというと、私は昔から時計の文字盤が読めない。
小学2年生のころに挫折して以来、未だにじっくり考えないと何時か理解できないのだ。
さらに左手につけるとどうも気持ち悪くなるため、右手に付けなくてはならない。

そういった相性の悪さもあったのか、時計のベルトがわずか1週間で壊れた。
移住先の近くにあった時計屋さんで修理をお願いしたら、なんと1万円近く取られた。

しかし純粋な私は「さすが高級品、ベルトも高いんだな!」という感じ。
貯めておいた小遣いで何とか支払い、その後も何かあったときに...という言葉を信じて使い続ける。

だけどその1週間後、今度は針が取れた。

また時計屋に行ったのだけど、修理代を聞いてさすがに「ねーよ!」と気づきました。
あわれ父が渡してくれた命綱はわずか1ヶ月ももたずに千切れてしまいましたとさ。

ですが、それでも思い出がいっぱい(H2O)。

ガンダムのプラモデルを買ったり、ゲームを買ったり。
誕生日に、父に対してトランスフォーマーを強請ったのもここだった。

そう言えば「○○個限定」というのに朝4時から並んだ思い出もある。
ちなみに10時開店だけど余っていたので全くの無駄な努力だったわけだが...
こんな経験も記憶に残って良かったのかもしれない。

小遣い片手に初めて1人で服を買いに行ったのもここだった。

その時はTシャツと帽子、それから何を買ったかな...
残念ながら細かいところは覚えてないけど、満足した覚えはある。

だからきっと良い思い出だったのだろう。

そんなヤオハンは私が札幌に居る間に閉店。
現在はイオン系列のマックスバリュー東海に吸収合併されているとのこと。

ヤオハンや、同じく潰れたダイエー。

当時の安い店はやっぱりどことなく怪しい雰囲気を持っていたな。
私の心にある古いアルバムの中は、気づけばそんな思い出がいっぱい。
果たして大人の階段はちゃんと上れているのだろうか?

しかし...これもまた歴史であり時代かー。

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