2013年5月29日水曜日

学Q委員

初めて手を挙げたのは小学校の低学年のときかな?

学級委員、場所によってはクラス委員を決める話でした。
でも先生に「誰かやりたい人!」と言われるも、誰も手を挙げない。

結局そのまま10分間くらい決まらなかったような覚えがある。
詳しくは覚えてないんだけど、次に「この人なら!って人いる?」と聞かれた。

そうなると人気投票になってしまう。
いや、この場合は押し付ける目的だから不人気投票か?

当然クラスの中で「お前やれよ!やだよ!」の嫌な連鎖が始まる。
このままでは収拾がつかないと考えた私少年は1つの作戦を考えてみた。

当時は...というか今でもそうだけど、私は頼りにならない。
そのころから既にみんなはそれを知っている。

そんな奴がクラスの代表になったらどんな混乱が待っているかわからないだろう。

なら責任感のある人が続いて手を挙げて決選投票になるはず...
とまで細かいこと考えてませんで、なんとなく「焦らせよう」と思って手を挙げたわけです。

「じゃぁ僕やります!」

で、みんな案の定焦ったみたいなんですよ。
その後はトントン拍子に手を挙げ、決選投票になって落選。
私の計画通りになったわけです。

今考えるとなんかダチョウ倶楽部さんのネタみたいですね。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_detailpage&v=QOmoHwV5xnE

しかし非常に失礼な話でもあるんですよ。
みんなやりたくない!って主張してるから「じゃぁやるよ」って言ったら「お前にだけは!!!」って。
我ながら、幼少期からどれだけ頼りない人間なんだと、若干凹みました。

でもまあ思い通り行ったから良いかな。

学級委員の話はこれから6年生までずっとこの方式で行きました。
なのでしばらくは採決に苦労した覚えがないですね。

いやぁ、人望ないなー。

しかし6年生の1学期に、担任の発言により問題が発生しました。
実はその先生、3年、5年、6年と延べ3年間私の担任を受け持ってくれたんですよね。
ただ非常に相性の悪いというか、かなり辛い思い出がある先生です。

で、その先生。

最早恒例となった私の心理作戦を見抜いたのか、空気が読めなかったのか。
手を挙げた私に向かって言い放ちました。

いつもそんなにやりたいんならやらしてあげるよ。

低学年からコツコツと6年間手を挙げ続けて。
挙げ続けて、挙げ続けて、挙げ続けても選ばれない可愛そうな子はついに学級委員となったとさ。

めでたしめでたし...じゃねぇってばよ!

ということで、最後の最後で面倒くさい仕事を実際にやる羽目になったわけです。
当然のごとくミスは連発、間違いは続出。

怒られるネタになる、殴られるネタになる、槍玉に上がる。
もう踏んだり蹴ったりな日々が待っていました。

挙句の果てに剣道部の主将まで選ばれてるんだから不思議な年でした。
まあそちらの方は涙が出るほど光栄だったけどね。

この幼少の時点で代表なんてやる人間性でもないし、なれるような器もないのがよくわかりました。

ただそれ以上によく理解できたのは「心理戦は勝てる勝負にのみ行え」と言うこと。
そして心理戦は惰性で続けるな、ということ。

うーん、色んな意味で良い勉強になりました。

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